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業務内容  結露診断の仕事
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結露診断  結露発生の原因究明とその対策方法を提案
建物の高気密化・高断熱化が発展している近年、大きな新たな問題として「建物の結露」が発生しました。伝統的な古い民家や建物などの気密性・断熱性の低い建物には発生してこなかった問題です。特に建物内の小屋裏(天井裏)や壁内部に結露が発生するケースが多いようです。そして、このようなケースの原因の大半が、その建物をつくった業者の、結露に対しての知識・認識不足や、施工ミスによるものです。結露のことをちゃんと知っている業者はごくわずかで、大半はあまり知っていません。これが建築業界( 特に住宅業界 )の状況なのです。

弊社の結露診断には以下のような方が特におすすめです!

    ①結露の大量発生がひどくて改修・補修したいけど、どのようにすればよいのか知りたい方
        →依頼したい工事業者の結露防止の補修・改修工事内容がいまいち信頼できない方

    ②シックハウス問題で悩んでいる方
        →結露等によって発生したカビ菌や多々の細菌でお悩みの方

このような方々には特におすすめです。結露問題は専門的な知識を要する分野です。結露や室内環境・温熱環境の分野を得意とする弊社による結露診断をどうぞ活用してみてください。



 結  露  診  断  の  流  れ

メールもしくは電話にて弊社にご依頼  →メールはこちらからクリック

弊社スタッフがお客様の家を訪問して・・・(所要時間 : 約2時間)
弊社と結露診断業務の委託契約を結んでもらいます
建物内部と建物外廻りを調査(調査時間は約1時間半)


調査をもとに事務所にて原因の解明と対策方法を立案します
(診断報告書作成の所要時間 : 約10日間)

(場合によっては再度調査をすることがあります)

弊社スタッフがお客様の家を再度訪問して・・・(所要時間 : 約1時間)
結露診断の結果報告をして診断報告書の説明をします
有効な結露防止の改修案を提示します
結露診断業務費用のお支払いをお願いします


結露診断業務費用 : 150,000 円~200,000 円程度 (税込み)


(結露診断例) Y邸結露診断
このY邸は平成16年に建てた店舗兼用住宅です。平成17年の春、まだ完成して半年も経過してない中、Y邸の結露診断の依頼がありました。冬の間に、3度も2階天井裏からバケツをひっくり返すくらいの大量の水が流れ落ちてきて、2階天井裏(小屋裏)を見たら、小屋裏に結露が大量に発生していたと依頼者様からお話がありました。

そこで、結露の発生原因の解明と結露防止の改修方法の提示することを目的に調査を行いました。
【 Y邸 建物概要 】
・建築年 平成16年 ・床面積 1階床面積 82.81㎡(25.01坪)
・用 途 店舗兼用住宅 2階床面積 41.40㎡(12.50坪)
・構 造 木造在来軸組工法 延べ面積 124.21㎡(37.52坪)

~Y邸の結露診断の調査写真~
Y邸結露診断① Y邸結露診断②
2階天井裏(小屋裏)の全景です。残熱材のグラスウールマットが散乱しています。本来、天井裏面に密に隙間なく敷き詰めなければいけません。

天井裏断熱材のグラスウールマットがただ置いてあるだけです。グラスウールマットを密に敷き詰めなければ断熱効果はありません。これでは2階天井裏面には断熱性能がありません。これが天井裏に結露が発生する原因の1つになっています。

Y邸結露診断③ Y邸結露診断④
屋根は鋼製の折板で、この折半の裏側(屋根裏面)に断熱材(発砲ウレタンなど)を吹付けていません。屋根材が鋼製なので、屋根にはほとんど断熱性能がありません。これも天井裏に結露が発生する原因の1つになっています。
小屋裏内の外壁面です。2階の天井面までは外壁内に断熱材(グラスウール)が入ってますが、小屋裏の外壁には断熱材が何も入ってません。小屋裏の外壁面の断熱性能はほとんどなく、これも結露が発生する原因の1つになっています。

Y邸結露診断⑤ Y邸結露診断⑥
結露の影響で小屋裏内の梁に黒カビが発生してます。柱・梁が腐朽すると、建物の地震への耐力が落ちるし、建物の耐久性も落ちて建物の寿命が短くなっていきます。
これは空調設備(冷暖房機器)のダクトです。この中に暖房の熱い空気、冷房の冷たい空気が流れます。ダクトを保温材で覆わずむき出しの状態なので、この建物の小屋裏の状態では、このダクトの表面には結露が発生します。

Y邸結露診断⑦ Y邸結露診断⑧
外壁面に空調ダクトが貫通している部分です。結露の原因で梁に黒カビが発生しています。ちなみに、外壁面には小屋裏の湿気を外に出すための小屋裏換気口は1箇所もありませんでした。これも結露を発生させる原因の1つになります。 これは調査中にたまたま発見したもので2階の照明です。この照明は天井裏の断熱材がグラスウールマットの時は使用してはいけない照明です。結露が発生しているのだから、漏電して火災を起こす可能性がありますし、グラスウールマットに覆われていたので照明の熱で火災を発生させる危険があります。工事業者の法律違反です。

小屋裏に結露が発生しないケースとY邸の状況との比較一覧表
2階天井裏
断熱材
2階天井裏
気密シート
屋根裏面
断熱材
小屋裏
外壁面
断熱材
小屋裏
空調機器
ダクト保温材
小屋裏
換気口
結露が発生しない
ケースA
結露が発生しない
ケースB
結露が発生しない
推奨ケース
Y邸の状況
(結露発生)
不完全
※上表の全ケースとも木造在来軸組工法2階建て、屋根は折板(鋼製)の住宅の場合とする
診断の結果、上の一覧表を見てもよくわかる通り、結露が発生しやすい状況でした。この診断結果から、依頼者様のご助力になることができました。改修工事の内容も立案し、上表の「結露が発生しないケースA」と「法律違反の2階照明の取替え」の改修内容を提案しました。

                              
                      
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