機関紙「全国一般福井」 253号(2010年5月31日)


夏季一時金獲得に向け要求書提出へ

 6月に入ると夏季一時金交渉が始まります。中小企業では春闘での賃上げが低く抑え込まれており、そのような状況の中で一時金はローン返済や赤字補填など生活給の一部としての比重がますます高くなっています。生活水準の維持のために夏季一時金の獲得に向けて交渉に臨みましょう。

〈夏季一時金の要求基準と闘争日程〉

○夏季一時金要求 3ヶ月以上(年間5ヶ月以上)

○統一要求日   528()

○統一回答指定日 64()

○支給日     7月上旬

○闘いのヤマ場  6月中旬


4/18もんじゅ運転再開反対全国集会

 418日、もんじゅの運転再開に反対する全国集会が敦賀市白木海岸において開催されました。原子力機構は、福井県の合意を得られしだい運転再開に踏み出そうとしていました。これに対して、全国から労組員や市民など約500人が結集し、反対の声をあげました。全国一般の仲間も、大阪、石川、富山など全国から参加し、福井労組からも30名の組合員が参加しました。集会では、平和フォーラムの代表や福井県平和センターの田島議長、反原発県民会議の小木曽事務局長などが発言し、最後に福井労組の松永委員長が抗議文を読み上げ、全体の拍手で確認しました。その後、もんじゅゲートまでのデモ行進を行い、原子力機構に対して抗議文を提出しました。








5/6もんじゅの運転再開に抗議

 56日、敦賀市白木海岸において「もんじゅ」の運転再開に抗議する集会が行われました。この日、午前10時すぎ、日本原子力機構は、145ヶ月間も停止していた「もんじゅ」の運転を再開しました。この直前にもナトリウム検知器の誤作動があり、故障・トラブルが頻発しています。集会では、反原発県民会議の小木曽事務局長が長年の反対運動を振り返りながら稼動後も反対の声をあげ続けていくことの必要性を訴えました。その後、「もんじゅ」ゲート前までデモ行進を行い、抗議文を提出しました。










5/21夏季学習会を開催

――もんじゅの危険性について末田一秀氏が講演

  521日、ユニオンプラザにおいて夏季学習会を開催しました。委員長挨拶に続いて、講師の末田一秀氏(自治労脱原発ネットワークアドバイザー)から「もんじゅの運転再開とプルトニウム利用の危険性」と題する講演を行っていただきました。末田氏は、パワーポイントを使いながら、高速増殖炉「もんじゅ」の危険性についてプルトニウムが猛毒であることや地震に弱く事故を起こしやすい欠陥について指摘しました。また今年12月に予定されている高浜原発でのプルサーマル運転についても核燃料にプルトニウムを使用することにより核暴走の危険性が高いことなどについて説明し、もんじゅの運転停止とプルサーマル運転の中止を訴えました。続いて、小林書記長が夏季闘争方針を提起し、学習会を終了しました。


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