機関紙「全国一般福井」 251号(2010年3月18日)


2010春闘が本格的にスタート

 各職場で226日を中心に春闘要求を提出し、2010春闘がいよいよ本格的にスタートしました(各職場の要求は右の一覧表を参照)。今年は、一昨年からの不況の影響もあり、経営側は昨年に引き続いて賃上げ抑制姿勢を強めています。電機や自動車などの大手組合では、定期昇給分の維持を要求し、その確保が焦点となっています。しかし、中小組合では、定期昇給制度がない職場が多く、賃上げ抑制によって組合員の生活は年々厳しくなっています。要求実現に向けて組合員の団結を基礎に交渉を行っていく必要があります。33日、4日には福井労組役員が各職場への春闘オルグを実施し、経営者に対して早期の回答を要請しました。

組織拡大行動を実施(3/13敦賀、3/14福井)

 313日、14日に組織拡大のための労働相談チラシの各戸配布を行ないました。今年は全国一般評議会が全国一斉労働相談を319日〜21日に予定していることから、福井労組でもそれに向けて組織拡大行動を例年以上の広範囲で実施しました。

13日には、永大敦賀支部の組合事務所に集合し、敦賀市内で1,200枚のチラシを配布しました。当日は、平和センターのもんじゅ運転再開反対のパンフレットも同時に配布しました。また14日には、ユニオンプラザ福井に集合し、福井市内の春日・みのり・足羽地域に1,800枚のチラシを配布しました。さらに17日には、6,200枚を福井新聞の新聞折込みにより松岡・光陽・西学園地域に配布しました。

 今回の組織拡大行動により早速15日、チラシを見て賃金未払いに関する労働相談がありました。現在、不況の影響もあり、組合のない職場では、解雇や賃金未払いなどが増えています。こうした問題を解決するためにも職場に組合を結成するように働きかけていきたいと思います。



5回地域学習会を開催

 3月上旬に第5回地域学習会を各地で開催しました。今回は、「労働基準法の改正と2010春闘の取り組みについて」と題して、今年41日から施行される改正労働基準法に関する説明と、春闘交渉に向けて定期昇給制度やベースアップなどの用語解説を行ないました。その後、それぞれの職場での春闘に向けた課題について報告し、支部間の交流を行ないました。



丹南地域学習会

32() 労金鯖江支店 11名参加

嶺南地域学習会

34() 永大敦賀 22名参加



福井地域学習会

35() ユニオンプラザ 20名参加

奥越地域学習会

312() 労金大野支店 8名参加

 

 嶺南地域学習会には、友好労組の全港湾敦賀支部と敦賀セメント労組の仲間がそれぞれ4名参加し、職場での春闘の取り組みについて報告してくれました。その中で労働基準法の改正に伴い時間外割増率のアップを要求したり、非正規労働者の待遇改善に取り組むなど先進的な取り組みを行っていることが報告されました。また全国一般の職場での取り組みについても報告し、組合間の交流を深めました。

 

青年女性全国交流会が開催(金沢)

 36日〜7日、金沢市において第7回全国一般青年女性交流会が開催されました。全国から過去最高の73名の参加があり、福井労組からも永大労組敦賀支部の青年部を含め7名が参加しました。

 最初に全国一般評議会の三木副議長が挨拶に立ち、「厳しい春闘が予想されるが、生活向上に向けて9,000円以上の要求を掲げ、団結して頑張ろう」と呼びかけました。続いて、石川地方労組の大谷青年女性部長、石川労組の荒木執行委員長より地元を代表して歓迎の挨拶がありました。その後、昨年福井労組でも記念講演をお願いした、毎日新聞社会部の東海林智氏による「貧困の現場から見た非正規労働者の実態と労働組合の課題」と題する記念講演がありました。年越し派遣村にも実行委員として参加した東海林氏は、非正規労働者、とりわけ日雇い派遣の労働者の過酷な実態やこうした働かせ方の背景、そして正規労働者の過労死や名ばかり管理職の実態にも触れ、社会や経営者と対決するために労働者の連帯が大切だと訴え、全国一般労組への期待を表明しました。引き続き3つのグループに分かれて分散会が開かれ、東海林氏の講演の感想や職場の報告を行い、意見交換しました。

2日目は、各地方労組から活動報告があり、福井労組の千田執行委員(青年女性担当)から昨年の第1回青年女性交流会や担当者会議の状況を報告しました。最後に評議会の今石幹事より全体の総評があり、シュプレヒコールとガンバロウ三唱で閉会しました。

 

2回青年女性担当者会議を開催(2/19)

 219日、リライムにおいて第2回青年女性担当者会議を開催しました。議長に永大労組敦賀支部青年部長の中林さんを選出し、福井労組の青年女性交流会の日程について協議しました。その後、懇親会を行い、「少数決」や「なまえでビンゴ」などのゲームを行ない、楽しい雰囲気の中で交流を深めました。

 




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