新 刊
レーザー微細加工の基礎からナノバイオへの応用までコンパクトにやさしく紹介
レーザーが拓くナノバイオ
四六判・100頁・定価1260(税込)
増原 宏(大阪大学工学研究科教授・工博)・細川陽一郎(産業研究機構研究員・工博)著
ISBN-7598-0337-8 |
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世はナノテクノロジー時代を迎えています.ナノテクノロジーにおけるレーザーの優れた微細加工・操作技術は,発展著しいバイオテクノロジーに応用され,遺伝子やタンパク質,細胞の一つずつを人間の思うがままにコントロールするための新しいツールとして用いられています.
本書ではこの注目のレーザーを用いたナノバイオテクノロジーの基礎から応用までの全体像が,コンパクトに極めてわかりやすく紹介されています.そのため化学,生化学,生物,医学を学ぶ若い大学1〜2年の学生から,レーザーについては素人だがレーザーを自分のバイオ研究に応用してみようという若い研究者まで,レーザーの専門家以外の人々が広く理解できる格好の入門ガイドブックとなっています.
【主要目次】
1章 ナノとバイオのかけ橋となるレーザー
2章 細胞一つを自在に切るレーザーメス
3章 細胞一つを自在に動かすレーザーピンセット
4章 細胞にやさしいフェムト秒レーザー
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好評発売中
電子レンジから生まれたスピーディーでクリーンな驚異の化学合成法
化学を変えるマイクロ波 熱触媒 増刷出来!
四六判・96頁・定価1155円(税込)
柳田祥三(大阪大学名誉教授・工博)・松村竹子(奈良教育大学名誉教授・理博)著
ISBN4-7598-0336-X |
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本書は「電子レンジのマイクロ波が化学反応を変える!」ということを実際の例を通して体験し理解していただくためにやさしく紹介したわが国初めての入門・解説書. マイクロ波を用いる分子・物質合成や種々の新材料創出に興味をもつ若い研究者・学生をはじめ、関連分野 で「これからの自分の実験や研究に取り入れてみよう」 と意欲に燃えるかたがたに大いに役立つ一冊です。
【主要目次】
1章 化学反応を革新するマイクロ波熱触媒
はじめに/太陽光もマイクロ波も電磁波の仲間/マイクロ波が物質に
あたるとなぜ温まるのか/有機合成反応でのマイクロ波の効果/マ
イクロ波反応装置
2章 マイクロ波によるフラッシュ反応
実験室用のマイクロ波反応装置の歩み/温度制御が可能な導波管
型マイクロ波反応装置/家庭用電子レン ジを改良・工夫して行った
マイクロ波熱触媒反応例/マイクロ波を用いる実験上の注意点
3章 マイクロ波による多彩な有機合成
はじめに/置換反応/不可反応/環化反応/開裂反応および脱保
護基反応/還元反応/酸化反応/転位反応およびラセミ化反応/
その他の反応 |
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やさしい環境・分析化学の実験書
ベーシック 分析化学実験 ─環境理解へのツール─
B5判・132頁・定価2415円(税込)
片山幸士(人間環境大学教授)・木曽祥秋(豊橋技術科学大学教授)編著
ISBN4-7598-0335-1 |
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分析化学の基本原理と基本操作をマスターすることに重点を置き,それぞれの大学によって 異なる化学実験を見直し,共通の基礎・重要項目や現代に即応できる内容を検討した,簡潔 でわかりやすい実験教科書.
「21世紀は環境の世紀」と言われている点から,環境試料,特に水試料に関する項目が豊富である.また、基本・重要事項と各章における項目との相互の関連がすぐにわかるなど,随所に初学者向けの教科書としての細かな配慮がなされており,教養教育および専門基礎教育の化学実験書として最適.
【主要目次】
Part 0 分析化学実験から学ぶこと
基本事項/基本操作
Part 1 化学分析の基礎
定性分析/重量分析/容量分析/吸光度測定/クロマトグラフィー
/抽出
Part2 環境水質分析
全溶解性物質(TDS)/浮遊物質(SS)/へキサン抽出物質(n-Hex)
/アルカリ度/溶存酸素(DO)/生物学的酸素要求量(BOD)/化学
的酸素要求(COD)/硝酸態窒素/亜硝酸態窒素/アンモニア態窒
素/ オルトリン酸イオン/クロロフィルほか
Part 3 機器分析
全有機炭素(TOC)/原子吸光法,フレーム発光法/ガスクロマトグ
ラフィー(GC)/高速液体クロマトグラフィー(HPLC)/イオンクロマトグ
ラフィー/熱分析 /X線回折 ほか
付 録 試薬と試料の保存/濃度の単位/測定誤差と有効数字/基本単
位・定数/基本的な実験器具 |
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DHAをとるだけでは頭は良くならない!
脳に磨きをかける必須脂肪酸
四六判・164頁・定価1680円(税込)
中川 八郎(大阪大学名誉教授・医博)著
ISBN4-7598-0298-3 |
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頭の働きを高めるパワフルな必須脂肪酸! これをバランス良くとることが最も大切であり,脳の活動が高まれば,ボケや視力減退,運動障害は改善される. 最新の必須脂肪酸に関する豊富な知識は,子供たちの脳の健全な発育や,高齢者の老人性痴呆症を防ぐ大きな力となり,壮年者には自分の能力をフルに発揮させる契機となっている.
では,必須脂肪酸を「どのように」「どれだけ」とればいいのだろう,という問いへの答えやヒン トを含めて,長年,「脳の栄養」について日本の研究を先導されてきた著者が,最新の知見を一般人向けにやさしく、簡潔に,しかも極めて興味深い「読み物」として解説.
【主要目次】
2章 必須脂肪酸の作用
3章 必須脂肪酸のアンバランスと脳の異常
4章 脳における脂質環境
5章 必須脂肪酸の脳への効用
6章 必須脂肪酸と脳の働き
7章 脳の発育、認識、情緒障害と必須脂肪酸
8章 加齢と老人性痴呆症
9章 脂質の脳内への輸送
10章 脳を磨くには必須脂肪酸摂取のバランスが最も重要
11章 必須脂肪酸のアンバランスによるいろいろな病気 |
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