年頭のごあいさつ

HEM-Net理事長 

國松 孝次

 

明けましておめでとうございます。

 新しい年が、皆様にとって、希望に満ちた、幸多い年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

 さて、昨年は、「与党ドクターヘリワーキングチーム」の諸先生を始め、関係する皆様方の大変なご努力により、第166回通常国会において、「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」が成立しました。

 この法律の制定は、わが国のヘリコプター救急の普及の歴史に、新たな時代の到来を告げる画期的な出来事であり、今後、この法律を着実に施行していくことにより、各都道府県の救急医療用ヘリコプター、すなわち、ドクターヘリの整備が飛躍的に進むことが期待されます。

 ドクターヘリの活用が、救命率の向上や予後の改善に大きな成果をもたらすことは、既にいくつもの研究により明らかにされています。それに加えて、最近、ドクターヘリが、地域救急医療に見られる格差の解消のために、有効な手段となりうることが認識されつつあります。また、最近、全国各地において、小児・母体搬送の不適切事案が続発したことにより、この分野におけるドクターヘリの活用の必要性がクローズアップされる等、ドクターヘリに対するニーズの拡大傾向が見られるところであります。

 ドクターヘリの整備は、こうした情勢の展開を踏まえつつ、それを医療改革全体のなかにきちんと位置付けて捉え、地域の実情に応じた形で推進していく必要があります。

 私ども「救急ヘリ病院ネットワーク」は、特別措置法の着実な施行に少しでも寄与すべく、全国各地においてドクターヘリの導入等ヘリコプター救急体制の整備に努めている関係の各位と連携しながら、調査研究と広報啓発の両面にわたり、一層活動の充実強化を図ってまいりたいと考えております。

 皆様の益々のご支援とご叱正をお願い致します。

 

(HEM-Net、2008年元旦)

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