<HEM-Netコメント>

「救急医療用ヘリコプターを用いた
救急医療の確保に関する特別措置法」
の成立について

 「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」が成立し、救急医療用ヘリコプター、すなわち「ドクターヘリ」の全国的整備に関する国の基本的な枠組みが示されたことは誠に時宣を得た意義深いことであり、心から歓迎し、関係の国会議員の諸先生方のご尽力に深甚なる敬意を表する。

 この機会に、「ドクターヘリ」の整備を促進する気運が全国的に盛上ることを期待している。

 ただ、現在、「ドクターヘリ」の整備を遅延させている最大の要因は、ヘリ運航費用の負担の問題が解決されていないことにあるが、このたび成立した法律においても、この点に関する国および都道府県のスキームが明確な形で示されておらず、問題の解決は、今後に持ち越されることになる。政府においては、附則第2項の規定に基づき、「ドクターヘリ」を用いた救急医療の提供に要する費用のうち診療に要するものについて、早期に検討する場を設けるようお願いしたい。

 また、このたび成立した法律は、消防防災ヘリの救急運用を含めた総合的な救急ヘリ運用を行うという視点を欠いているが、この視点は、今後、都道府県において「ドクターヘリ」を整備していく過程で、どうしても必要になってくるものと思われるので、十分に留意する必要がある。

(HEM-Net、2007.7.7)

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